◇◆近距離恋愛◆◇〜続編〜

教室に戻るとクラスのみんなは美海たちを囃し立てる



｢隼人〜、おまえトイレじゃなかったっけ？｣



一人の男子が隼人の肩に手を載せながらニヤニヤしている



そんな男子を睨みながら舌打ちをする隼人


｢余計なことゆうんじゃねえ｣



そんな光景をみながらニヤニヤしている人物
それは私です。



そんな浮かれている美海は席について緩む口元を両手で押さえた



｢ほんと単純なんだな。迎えに来てくれただけでそんな嬉しいん？｣



｢うるさい。別にいいじゃない｣



美海のことを馬鹿にしたように笑う田中海



笑われたっていいもん
美海は隼人が好きだから



｢ま、そんなとこもかわいいんだけどね｣



そんなお世辞並べたって全然うれしくない



隼人みないにたまに素直になってくれるくらいがちょうどいい



なんて思っている美海は変かな？