◇◆近距離恋愛◆◇〜続編〜
「確かにそれくらいで浮かれる美海って幸せ者だよね」
昼休み弁当を食べながら冷静に話す結衣ちゃん
「え~?嬉しいよ!結衣ちゃんが冷めてるだけだよ!」
美海がそう批判すると結衣ちゃんは
「あ~、そうかもね~」
とまた冷静に答える
あ~あ、美海も結衣ちゃんみたいになれたらな。
そんな風に落ち込むマイナス思考な自分にうんざり
「じゃあ美海隼人の自主練のぞいてくるね」
肩を落としながら立ち上がり、美海は体育館へむかった
廊下をとぼとぼ一人で歩いていると
前方に見えるいやな人物
美海はできるだけ目を合わせないようにと
下を向きながら歩いたけどそれは無駄だったみたいで
「み~ちゃん!」
そういって美海の頭に手を載せる田中海
美海はキッと睨み付けた