◇◆近距離恋愛◆◇〜続編〜
苦笑いをする俺に田中は首を横に振る
「隼人君の気持ちわかるよ・・・あたしも前にそういうことあったの。付き合ってる彼がいて、でもあたし部活の大会近かったから遊べないしメールもつかれて返せないときとかあって・・・自分のことで精一杯で相手の気持ち考えられなかった。
でね、彼がね言ったの
おまえは忙しいときでも支えてくれるような人と付き合ってろ
俺はそんなに大人になれないってね」
えへへっとわざとらしく笑う田中だけど
一瞬だけ支えてやりたいと思った
恋愛とかじゃなくて
人間として助けたいと
「だからね?元気出して?少しボール触れたんだし美海ちゃんのところ行ってみたら?」
「おう!ありがとな!ちょっと行ってみるわ」
俺はそれだけ言い残して
学校を出た