続.年上彼氏*短編*



「決まってるじゃない、仁くんと別れて」


そう言ってユカリは私に睨みをきかす。


「そんなの絶対に嫌!」

「へぇ、そう」


そう言うとユカリは男の先輩に目で合図をおくる。


「夏希ちゃん、本当に別れたくないの?」


「当たり前でしょ!」


そう言ったとほぼ同時に男の先輩が私の服を掴んで…

力任せに破いた。


「やっ!やめて!」


びっくりして涙が出そうになる。


ユカリは私を見下ろす様に仁王立ちして…


「別れるなら、やめてあげるわよ?」


得意げにそう微笑んだ。



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