キャンディ―甘い飴―


「あたし?」


「そう、高城は結構一途でね。好きになったらその子の為ならなんだってやるんだ。だからアイツも夏菜ちゃんの為に、喧嘩も辞めたし授業もちゃんと出るようになった。
しかも口調も優しくなって……逆に気持ち悪いんだけど。」



ははっと春矢先輩は笑った。


そうだったんだ……。


高城……



「高城のこと嫌いになった?」



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