Lemon Drop番外編
『よ、ようく・・・』
何か言おうとする七香をさらにキスを深めて言えないようにした。
『ゃぁ・・・ふっ』
だからそんな声出さないでそんな顔もしないで?
・・・逆効果だから。
しばらく七香の唇を堪能して七香が苦しそうだったから俺は七香を解放した。
『はぁ・・・く、苦しいよ!陽くん・・・』
俺の腕の中で七香はクタッとして涙目で訴えてきた。
「ごめんね?」
『!』
首を傾けて謝ると七香は何も言わなくなった。
そんな顔も見れるのも俺だけだよ?
最後にちゅっと音をたててキスをしてから七香を腕からも解放した。
その瞬間七香は床に座り込んでしまった。
「平気?」
俺が少し笑いながら手を差し出すと七香はその手を取りながら立ち上がって
『平気じゃないもん〜!』
真っ赤になりながらそう言って資料室を俺の手を引いて出た。
出る頃にはモヤモヤもすっかりおさまってて俺の機嫌も直っていた。
・・・俺って妬きやすいのかも。
「ハァ」
俺のため息を聞いたのか少し前を歩いていた七香が振り返った。
『どうかした?』
ってまだ七香、顔赤いし。