先生、嫌いです


「田口にも連絡してないみたいだし、学校も休むし…また何か悩んでるのか?」




神崎は亜美の肩に触れようとした。




「やめて!触らないで!」




亜美は神崎の手を払いのけ、その場にしゃがみ込んだ。




昔の記憶と今がたぶる。
亜美は神崎の手に対して過剰に反応してしまった。




「…ごめんな」




神崎はそう言い、亜美と同じようにしゃがみ込んだ。




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