青い春

後で桐谷君にお礼言わないと。

俯きながら歩いていると、

「おーい。」

女の子の声がして振り向くと、

金髪でタバコをくわえてる、

うちの制服を着た女の子が、

座っていた。

アイメークがキツイが、

まだあどけなさが残っている。

オドオドする僕に彼女は、

「1年3組に連れてって。」

と言った。

地面でタバコを消すと、

小走りで向かって来た。
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