青い春

帰りの用意をしていると、

さっき呼び出された、

隣のクラスの奴らに、

囲まれてしまった。

辺りを伺い、

桐谷君がいない事を確認し、

ニヤリと笑う。

胸倉を捕まれた時、

「てめーら何してる!」

声が聞こえた時、

相手は床に倒れこんだ。

菅野さんが助けてくれたんだ。

僕がほっとして、お礼を言うと、

「來、弱い男って大嫌い。」

そう僕に言い捨て、

帰って行った。
< 8 / 10 >

この作品をシェア

pagetop