worlds of last generationシリーズ 第一部
「え、怒るところはそこなの?」
「それ以外に何があるの?」
変な事言うんだな。
彩葉を見つめたままそう思う。
「…あんた変わってるよね」
暫しの沈黙が流れた後に、あははと笑いながら彩葉が言った。
「そうね。本当に変わってるわ」
美夜那も微笑みながら賛同する。
何か…私だけ置いてけぼりくらってるんですけど…
「私のどこがかわってるのさ」
少しムッとしながら言うと――
『全部』
表情・動き・声色
動きまで完全に同調しながら言った。
何て奴らだ。
ここまで完璧な同調を見せるなんて…!!
そう思いながらも、全てが変と言われた事に傷付いたので言い返す。
「彩葉達だって人の事言えないくせに」
「私達のどこが変だと言うの?」
「ぜ・ん・ぶ・だよ?」
さっきの言葉を強調して返すと、相手もヤケになり言い争いに発展する。
私達はそのまま更衣室で論争を繰り広げていた。
そうして何分経ったのか…
とにかく熱くなり過ぎていた私達を、冷静にさせたのは静夜だった。
コンコン。
熱すぎる程の口論の最中に聞こえた音。
「ゆぅちゃん着替終わってる!?もう後五分位で本鈴鳴るよ!」
慌ててきたのか、酷く息の上がった声で伝える彼に、私達は同時に時計を見る。
「それ以外に何があるの?」
変な事言うんだな。
彩葉を見つめたままそう思う。
「…あんた変わってるよね」
暫しの沈黙が流れた後に、あははと笑いながら彩葉が言った。
「そうね。本当に変わってるわ」
美夜那も微笑みながら賛同する。
何か…私だけ置いてけぼりくらってるんですけど…
「私のどこがかわってるのさ」
少しムッとしながら言うと――
『全部』
表情・動き・声色
動きまで完全に同調しながら言った。
何て奴らだ。
ここまで完璧な同調を見せるなんて…!!
そう思いながらも、全てが変と言われた事に傷付いたので言い返す。
「彩葉達だって人の事言えないくせに」
「私達のどこが変だと言うの?」
「ぜ・ん・ぶ・だよ?」
さっきの言葉を強調して返すと、相手もヤケになり言い争いに発展する。
私達はそのまま更衣室で論争を繰り広げていた。
そうして何分経ったのか…
とにかく熱くなり過ぎていた私達を、冷静にさせたのは静夜だった。
コンコン。
熱すぎる程の口論の最中に聞こえた音。
「ゆぅちゃん着替終わってる!?もう後五分位で本鈴鳴るよ!」
慌ててきたのか、酷く息の上がった声で伝える彼に、私達は同時に時計を見る。