俺を闇から救ったのは、      彼女でした
その日の夜、教頭、学年主任、担任、殴ったヤツが            謝罪と、説明に来た。               俺は、自分の部屋に閉じ籠り       彼らに会わなかった。               ドア越しに、殴ったヤツが、                 「殴って悪かった。」              と、謝った。               「………」                         「お前を守ってやれなくって、        すまなかった。」      と、担任は言った。               「………」                         「新任だから、対処に問題があった。」   と、教頭は言った。               そんな事で許される事なのか?                俺の心を踏みにじった。                   なのに、そんな理由で            許せと言うのか?               「ふざけんな。」                      俺は、部屋のドアに向かって    手当たりしだい物を投げた。
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