俺を闇から救ったのは、 彼女でした
「俺が、毎朝、 朱夏を迎えに行くからな。」 『うん。 でも…』 「でも…って、 なんだよ。」 『美樹、 起きれるの???』 「………朱夏の為に… 俺、頑張るから。」 『美樹、頑張って、 早起きしてね。』 「おう、 新学期が、楽しみだな。」 『3年も、私達、 同じクラスだと、良いね。』 「同じクラスだよ。」 『えっ、美樹… どうして知ってるの???』 「企業秘密です。(笑)」 『美樹の、意地悪。(泣)』 2人の甘甘な電話は、 いつまでも続いたのだった。