俺を闇から救ったのは、 彼女でした
始業式
始業式の朝、俺は、 朱夏と、手を繋いで登校した。 俺を見て、驚くヤツ。 陰口をたたくヤツ。 久しぶりの俺の登校は、 賑やかなものだった。 「俺のせいで、 ごめんな。」 俺は、朱夏の耳元で、囁いた。 「美樹って、有名人だね。(笑)」 「まあな。 っか、朱夏だって、俺の彼女だから、 すっかり、有名人の仲間入りだな。(苦笑)」 「そうだね。(笑)」