♥恋する生徒会♥ ~with friends~
「うーん・・・」
健斗は
弱ったな
と、頭を掻き
歩を振り返った
「手、大丈夫?」
「大丈夫なわけ
ないでしょ」
「・・・だな」
「雪奈ちゃん
一君と会えるかな?」
「大丈夫
きっと、会える。」
健斗は自分に言い聞かせるように言った
「病院、連れてってよ」
「あ、そうだ
早くしないと!」
思い出したように言う健斗
「・・・歩ける?」
「・・・おぶって。」
首を振る歩
「え・・・」
再び頭を掻く健斗