♥恋する生徒会♥ ~with friends~
「やっぱお前
スゴいな。」
拓海がポンと
瑠璃の頭をなでた
「すごくなんか
ないよ」
それを振り払うようにして
瑠璃が言う。
「こんな力
いらない」
「瑠璃、どうしたの?」
「見えなくていいもの見えるし
知りたくないことも分かる。
好きな人がいたって――――――――
初めっから、あきらめるしかないんだ」
唇をかみしめる瑠璃
普段感情を表に出さない瑠璃
そんな瑠璃が
感情を爆発させる。
拓海は唖然とした