♥恋する生徒会♥ ~with friends~
「瑠璃・・・
そうか、瑠璃はつらかったんだね。」
「え・・・」
「オレ、瑠璃のコト
なんも分かってなかった。
瑠璃は自分の力に満足してると思ってた。
こんなに一緒にいるのに
気づかなかった。
ごめんね」
拓海はふたたび
瑠璃の頭をなでる
「……拓海はやっぱり
何も分かってない。」
「え・・・」
「なんでよ
なんでそんなに優しくするの?
雪奈ちゃんが好きなんでしょ?
じゃぁ、雪奈ちゃんのところ
行けばいいじゃない」
「瑠璃、おかしいよ
どうしたの?」
「おかしくなんかないッ!」
ポロポロと涙をこぼす瑠璃
「そんなんだから・・・
そんなんだから、フラれたんだ!」
瑠璃はそれだけ言うと
その場から逃げるように走った