♥恋する生徒会♥ ~with friends~


「一くん!!」


船に乗りかけていた一は

雪奈の声に振り返った



「広末・・・さん」

一瞬はっとした一は
すぐに背を向けた


「待って!」


「一!!」

雪奈と勇希が叫ぶ


それでも一は
振り返ることすらしなかった


もっと、足が早かったら


必死で走るが、まだ距離がある


一の姿は船内に消えた


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