♥恋する生徒会♥ ~with friends~
最後に雪奈。
雪奈はお守り造りの際に
剣道部に出張したので、面識はある。
近づいていく雪奈に
先に声をかけたのは…一だった。
「広末さん、お守りありがとう」
「ヘ!?あ…いや、
どう、いたしまして。」
予想外の出来事に
雪奈は完全に自分のペースを失った。
「…試合、どうだったの?」
「予選は通過したよ。
でも、地区は合宿あるし出ないけどね。」
「あ、そっか。
それは、残念ね…」
「まあ、いいんだ。」
一は柔らかに微笑んだ。