桃色の1ページ



自分の部屋に散乱している手紙。




由奈が前に書いてくれたものが沢山ある。





懐かしいな〜。


最近は、思い出してばっかり。


懐かしいって言って、過去を振り返ってばっかりだな。





ま、いっか。



この手紙も明日片付けよう。





「………あれ?」



手紙をまとめて置こうと持ち上げた時だった。


小さなメモ帳がひらひら舞ってる。



ううん、落ちてく。




床に静かに零れたメモ帳には、今まで存在すら気付かなかった。




なんか書いてある。





「えっ‥嘘………」





最後の文字を見た瞬間、無意識のうちに走り出してた。





.
< 16 / 29 >

この作品をシェア

pagetop