桃色の1ページ
自分の部屋に散乱している手紙。
由奈が前に書いてくれたものが沢山ある。
懐かしいな〜。
最近は、思い出してばっかり。
懐かしいって言って、過去を振り返ってばっかりだな。
ま、いっか。
この手紙も明日片付けよう。
「………あれ?」
手紙をまとめて置こうと持ち上げた時だった。
小さなメモ帳がひらひら舞ってる。
ううん、落ちてく。
床に静かに零れたメモ帳には、今まで存在すら気付かなかった。
なんか書いてある。
「えっ‥嘘………」
最後の文字を見た瞬間、無意識のうちに走り出してた。
.