桃色の1ページ
そして、今この日が樹が言ってた3年後。
あたしの記憶が正しければ、日付は合っているはず。
でもさ、もう辺り一面真っ暗だよ。
時計の針は23時59分を指している。
ヤバい。
日付、変わっちゃう。
樹…会いたいよ。
やっとの思いで着いた公園。
「ハァ‥ハァ‥‥今、0時、1分‥っ」
人影のない公園のベンチに、深く腰掛けた。
走りすぎた。
息切れヤバいし。
「樹っ…」
会いたいよ。
あたしの幼なじみで、
初恋の人。
「あーぁ、遅刻だな」
「え?」
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