桃色の1ページ
「ま、いっか」
よくわかんないけど、あたしの部屋にあったんだし。
何気に可愛いから使っちゃおーっと。
買ったのか、貰ったのか。
ましてや誰のものなのか。
全然わかんない。
けど、とっても大切に保管されていたものだから。
ペンダントに付いてる桜は、キラキラしていた。
「あれ?」
よく見ると、箱の中にカードが入ってる。
たった一枚のカード。
そこに書かれていたのは、
“ユナだいすき”
たった一行の文章だった。
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