平々凡々なストーカーです。
はい坂本さん復活。

坂本さんは我が高糯(タカモチ)高校第二位の美少女2年2組 小坂 小町(コサカ コチョウ)のファンだ。

しかもあわよくば恋人の座につこうとしている。

図々しいというか。

確かに小坂は華奢でどことなくお嬢様ぽいし、はたから見ればおしとやかな大和撫子だけど。(長い黒髪がさらにその印象を強めている)

皮をはがせば爆弾みたいな女だ。

小坂は校内ぶっちぎり第一位の美少女 日留宮と仲がいい。

小学校からの付き合いらしいが小坂は日留宮を異常といってイイほど守る。

日留宮をくどこうとする男子生徒がいればどこからか現れて昔習得したらしい技をかけて撃退する。

いつぞやみた小坂のとび蹴りとバックドロップは美しかった。

よく影口と日留宮の交際を許したと思う。

そういえば1年の冬影口ひどい怪我をしてたっけ。

一瞬いじめかと思ったけど素人にこんな綺麗な怪我をさせることはできない、と判断して心配したっけ。

あれはまさか小坂ぁ・・・・・・・・?


「おい地元!他には何かいってなかったのか!?小坂さんは!」

「・・・・あっ?ああ・・・他ですか」

ふいに意識を戻された。

「小坂さんは他に俺について何かいってなかったのか!?」

「えーえー・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの大きな手を私と繋いでほしい、って」

「おいおいおいおいおい!まったく小坂さんは!!」

まったくはアンタだろ。落ち着け部長。








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