【企】秘密なキミ


でも彼は

『似合ってるよ。』

ちょっと気まずそうな笑顔で

そー言ってくれたんだ。



だけど族の名前でガーベラなんて

ダサいでしょ?



彼は大丈夫って言ってくれたけど

さすがにね…



だから諦めたんだ。



そしたら彼が『鷺草』を教えてくれた。



今はあたしの胸元の少し上に咲いている。




でもガーベラは

彼しか知らないあたしの大好きな花。



あたしはガーベラの全てに惚れた。




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