【企】秘密なキミ
大好きな…
そして今、
あたしが惚れた彼は
あたしの目の前にいる。
昔のあたしみたいに髪を金髪に染めて…
変わり果てた彼の姿があった。
1年前とは違う彼とあたしの姿。
昔と正反対になったあたしたち。
あたし変わった意味ないじゃん
って笑い飛ばしてみようとしたけど
笑えるわけないじゃん。
顔が笑おうと思っても引きつって
笑えないよ…
声を出そうとしても
震えて声すらでないよ…
唯一出たのは
あたしの頬をつたう涙だけ。
だけど涙なんか流したくなかった。