【企】秘密なキミ
「隆弥!!」
あたしも初めて彼の名前を呼んだ。
そしてあたしは隆弥の胸に飛び込んだ。
溢れる想いと一緒に。
それを隆弥は笑ってしっかりと
受け止めてくれた。
隆弥の胸は思ってたよりも広く
簡単にあたしの体を包みこんだ。
「待たせてごめん。」
大丈夫だよって想いを込めて、
抱きつく力を強くした。
それに答えるように
隆弥はあたしの頭を撫でてくれた。
初めて感じる隆弥のぬくもりは
すごく心地良かった。
触れたかったけど1度も
触れたことがなかった隆弥の体は、
どれもあたしより大きくて
男なんだなって実感した。