モノクロ

ピンポーン ピンポーン

ガチャ

勢いよくドアが開かれ、大好きな九条さんが視界に入る。


やっぱり…好き。




「九条さんっ!」

気がつくと、あたしは九条さんに胸に飛び込んでいた。


「ちょ…涼子?」


きっと九条さん、驚いた顔してるんだろうな…。


でもね…今はまだこのままがいいの。


…だって九条さんすごくあったかい。





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