モノクロ
第10章:アナタを想う
次の日、あたしは学校に行った。
きっと学校に行けば、少しは気が晴れるはず。
だけど、通学路にある書店の前を通ると、やっぱり九条さんの顔を思い出してしまう。
あそこには…思い出が多すぎる。
でも学校に着けば、いつもと変わらない優衣や陽菜の姿があって、ちょっとほっとした。
優衣たちに、別れたこと話さないとね。
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