モノクロ
第3章:雨の日の告白
ー翌日
目が覚めると、まだ朝方だった。あたしはお風呂に入って寝直した。
一人の夜は、正直言うと辛いし怖い。
中学の頃はそれで泣いたこともあった。
本当は一緒にいたい…一緒にご飯が食べたい。
でもママの喜ぶ顔が見たいから、悲しむ顔はもう見たくないから、あたしは何も言わないんだ。
小さい頃いっぱいいっぱい迷惑をかけてしまったから。
あたしは「いい子」で居なければならない…ママを悲しませることはもうしちゃいけないんだ。