モノクロ

「…九条さんっ。」

あたしは隣に座って、九条さんの肩を叩いた。


「…ん。」

九条さんは、眠たそうに顔をあげた。



「ごめん!寝ちゃった?」

「はい…ご飯、出来ましたよ?」


あたしはそう言って、立ち上がった。



「わ、うまそうっ。」

そう言って目をこすりながら、イスに座った。


「どうぞっ。」





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