機動装甲Ⅳ
PHASE03
茜
巡航速度で、Mk―Ⅱを民間機のシャトルに接近させる。
「こちらは国連軍汎用機動母艦グリフォン所属、白金茜少尉。シャトル、聞こえますか?」
公用の周波数に合わせて、私はシャトルに通信を送る。
シャトルには若干の損傷が見られる。
ドラグーン部隊の攻撃をいくらか受けたのだろう。
中にいる乗組員は無事だろうか。
「……」
こちらの通信に対して、反応がない。
嫌な予感が頭をかすめる。
「こちらは国連軍汎用機動母艦グリフォン所属、白金茜少尉。シャトル、聞こえますか?」
もう一度、通信を送る。
すると、ややノイズの入った通信が返ってきた。
「こちらは国連軍汎用機動母艦グリフォン所属、白金茜少尉。シャトル、聞こえますか?」
公用の周波数に合わせて、私はシャトルに通信を送る。
シャトルには若干の損傷が見られる。
ドラグーン部隊の攻撃をいくらか受けたのだろう。
中にいる乗組員は無事だろうか。
「……」
こちらの通信に対して、反応がない。
嫌な予感が頭をかすめる。
「こちらは国連軍汎用機動母艦グリフォン所属、白金茜少尉。シャトル、聞こえますか?」
もう一度、通信を送る。
すると、ややノイズの入った通信が返ってきた。