機動装甲Ⅳ
「こちら…の…中だった…のシャトルだ…こちらの…に…来てくれて…する」
飛び飛びになった通信のせいで、何を言っているのかよくわからない。
「通信機の不調かしら?よく声が聞こえないわ。そちらに負傷者はいない?私達の艦で出来る限りの事はするわ。何か問題が起きていたら言って」
再び通信を送る。
すると。
「大丈夫です。私もスタッフの人達も、みんな元気です。助けて頂いて、有り難うございます、白金少尉」
さっきの通信とは別の人間の声が返ってきた。
女性の声だ。
穏やかで、透明感があって、ひきつけられるような魅力的な声。
私がここ数日、頻繁に耳にしていた声だった。
間違いようがない。
「あ…あの…もしかして…シェリン・コスミティア…?」
飛び飛びになった通信のせいで、何を言っているのかよくわからない。
「通信機の不調かしら?よく声が聞こえないわ。そちらに負傷者はいない?私達の艦で出来る限りの事はするわ。何か問題が起きていたら言って」
再び通信を送る。
すると。
「大丈夫です。私もスタッフの人達も、みんな元気です。助けて頂いて、有り難うございます、白金少尉」
さっきの通信とは別の人間の声が返ってきた。
女性の声だ。
穏やかで、透明感があって、ひきつけられるような魅力的な声。
私がここ数日、頻繁に耳にしていた声だった。
間違いようがない。
「あ…あの…もしかして…シェリン・コスミティア…?」