機動装甲Ⅳ
宗方
「らしくない判断ミスだな、帝少尉」
「申し訳ありません、艦長…」
私の言葉に謝罪する帝少尉。
艦橋の主モニターに映る彼と白金少尉の表情は浮かない。
みすみす目の前でシェリン・コスミティアをミハエル・レイカーにさらわれてしまったのだ。
当然と言えば当然だ。
いつもは冷静な帝少尉が、こんなミスを犯すとは。
まぁ、彼にとってミハエル・レイカーは幾度となく砲火を交え、それでも仕留めきれない因縁の相手だ。
熱くなるのも致し方ないといえるか。
しかし。
「やはりコンロットはシェリン・コスミティアを狙っていたのだな」
「はい…間違いありません。二段仕掛けの鹵獲作戦を構えていた辺り、当初より彼女を狙っての作戦行動だと思われます」
帝少尉は頷いた。
「申し訳ありません、艦長…」
私の言葉に謝罪する帝少尉。
艦橋の主モニターに映る彼と白金少尉の表情は浮かない。
みすみす目の前でシェリン・コスミティアをミハエル・レイカーにさらわれてしまったのだ。
当然と言えば当然だ。
いつもは冷静な帝少尉が、こんなミスを犯すとは。
まぁ、彼にとってミハエル・レイカーは幾度となく砲火を交え、それでも仕留めきれない因縁の相手だ。
熱くなるのも致し方ないといえるか。
しかし。
「やはりコンロットはシェリン・コスミティアを狙っていたのだな」
「はい…間違いありません。二段仕掛けの鹵獲作戦を構えていた辺り、当初より彼女を狙っての作戦行動だと思われます」
帝少尉は頷いた。