OL社内規程
二日間、ずっとベットの中から出なかった。



月曜日――――


会社を休もうと思った。

でも、仮病を使って休むほど器用な性格じゃなかった・・。


いつも通りに起きて顔を洗って化粧をして・・・

全てがいつもと同じ・・・

はずなのに・・・



自分のしたことが信じられない。

30にもなるのに私の分別はどこへ行ったのか?


酔った勢い?

ジョーダンでしょ?

だって・・・


ぜーんぜん憶えてない・・・。





会社は何事も無かったように普通だった。


普通じゃないのは・・・


私の頭の中だけ。


高瀬に会ったらどうしよう。


なのに、そんなときに限って・・・



お昼にまた綾花さんからの電話。


もう、うんざり。




だから、サッサと解決しようとしたのだが・・・



それがいけなかった・・・。




ああ、どうして私はこうも分別をなくしてしまったのだろう・・・。



あの日から・・・



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