君といたい
「勇気!気になる子見つけた!勇気は?」

龍二はちょっと照れた顔をして僕に言った。

「見つけた!龍二も見つけたんだな?」

すると大きなマイクの声で担任の声が聞こえてきた。

「こらぁー!
咲川!滝川!うるさいぞ!」

僕と龍二はその大きな声にビクッとしながら…

「はぁい」

と情けない声をあげた。
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