君といたい
「ゆうき!遅かったな!?」

いやいや…

お前がはやすぎなんだよ…!

龍二は慌てている。

「どした?」

僕は教科書を机に入れながらいう。

「あのな!俺…」

龍二は顔を赤くしていう。


何だよ?

龍二は僕の耳元でいう。

「コクってくる…!」

龍二は小さくいう。

え…今なんて?

コクってくる?

え─────!?

まじ?

「コクってくる?」

ついに僕は大きな声を出した。

教室の皆の目が僕達の方へいく。

その瞬間龍二が僕の口をふさぐ。

「ゆうき!」

龍二は怒る。

すんません
僕は心の中でつぶやいた。

「で誰?」

僕は龍二にちかずく。

すると龍二は赤くなる。

龍二も恋してんだ…

俺の好きな人は雪さん…

龍二の好きな人は?


「ん~内緒だぞ?」

龍二はいう…

当たり前じゃん!

僕はそう思いながら首を縦にふる。

ドキドキ


僕の胸はどなりだす。

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