桜色恋色〜あなたのことが忘れられない私・・・〜
私が来てから15分位したら男の子が来た。
「久しぶり元気にしてた?・・・杏・・ちゃん。」
「えっ?才智緒?」
「うん。俺、髪の色変えたんだ。似合う?」
「うん・・・似合うよ。
座って?」
「うん。杏ちゃん変わんないね。」
「うん。私はあまり・・・佐藤君に聞きたいことがあってね呼んだの。時間いいかな?」
「・・・うんいいよ。」
「今日呼んだのは、別れてから美優と付き合ってるって聞いたから、失礼だけど、美優が脅したのかなって少し思っちゃって・・。」
「杏ちゃん!俺は杏ちゃんが好きだったよ。今も気持ちは昔と変わらない。
だけど、美優にも杏ちゃんと一緒位好きっていう気持ちが今はある。
怒らないで聞いてね?」
「・・・うん。」
「美優があの後、俺に脅してきたんだ。杏ちゃんと別れてないと杏ちゃんを酷い目にあわせるって言ったから、俺は・・・美優と付き合うことになった。杏ちゃんと別れてからね。
それで俺はあの時、別れずに済む方法を見つければ良かったんだ。と後悔した。わかったかな?」
「佐藤君は、間違ってないよ。美優がそうしたかったんだよね。」
「ごめん。杏ちゃん。」
「いいんだ。本当のことわかったし、じゃあね。
サヨウナラ・・・」