続〃ねこ笛日記
探偵になる?
ある日の昼のこと…


私は買い物に出掛けることになり、マンションの玄関に出た…


すると、そこにはシロちゃんがいた…

山にいるはずのシロが…
私を待っていたみたい。


お腹が減っているようだ。 お乳を子猫にやっているから、よけいにお腹が減るのだろう…


その場でエサを食べたシロちゃんは、山へ帰っていきましたが…


明くる日からのシロは、目まぐるしいほど、何回もエサを食べにきた…


こんなことなら、シロちゃんのエサは山へ運んでやらなければと考えた…


しかし、私にはシロちゃんの居場所はどこなのか〃
わからない…


明日の昼になり、シロちゃんがやって来たら…
そっと、後をつけてみよう。しかし、そううまくいくだろうか?


シロちゃんは、なかなか用心深い猫だから…


明くる日。
昼間にやって来たシロは、 たらふくエサを食べた。


食べ方を見ていると、私は可哀相になってきた…


もう、これっきりとでもいうような食べ方をしている。

「シロちゃん、
心配せんでも、明日も、 あさっても、そのまた、 つぎの日もエサはあげる さかいなあ…
ほんまやよ!」


私の言う言葉がわかったのか、シロちゃんは…
-にゃ-あん-
返事してくれていた…


だから、私はシロちゃんとのコミュニケーションは
できていると思っていた…

ところが、どっこい…
そんな甘いものじゃない…

シロちゃんが、エサを食べ終わると、私は後をつけてみようと思ったのだが…


みごとに失敗した…
用心深いシロちゃんに、
私は負けてしもたん!


「ほんまに、シロは賢い
やっちゃ!
上手に私をまいとるわ」

というわけで、その日は
あきらめた-ですわ〃
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