続〃ねこ笛日記
明くる日。
天気快晴なり、体調も問題なし…


私は杖を片手に〃
エサを入れた手提げを持ち、山へと向った。


山の階段を登り始めた…
『ヨイショッ〃ヨイショッ』 思わず声をだしていた。


その山の階段はつづれおりになっていて、何回も繰り返し登らなくてはならない。

『疲れる~にゃあん!
今から、この有様…
どうなるん?』


それでも、どうにか登ること、30分…
だいたいの見当をつけていた場所に着いた。


『あかん!
シロは用心深いから、 戻らんといかんわ〃』


私は少し手前に、戻り待つことにした…
そして、シロを待つこと、 30分…


その時「ガサガサッ〃」という、音がしてシロちゃんが、細い道にでてきた…


『シロちゃん!
母さん、ここまで来たよ 今日からなあ…
ここで食べるんよ〃』


私が声をかけたら、嬉しかったのか…
「ミャ~ン」と、泣きながら、スキップをするように、走ってきて私に擦り寄っていた…


その日、シロちゃんは目の前にエサが出て来たので、 嬉しそうにしていた… しっぽをピンと立てて、私の回りをクルクルと回りながら歩いてくれた。


『シロちゃん!
うんと食べるんよ。
おっぱい、いっぱい 出さんとあかんよ…』


私はシロちゃんの背を撫でてやりながら、
つぶやいていた …
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