続〃ねこ笛日記
猫の気持
夏のある、暑い日。
ここからは、猫の気持は? 子猫の私が、お話をします。

私はシロ猫母さんから、生まれたナナミっていうの…

もう、生まれてから半年にもなるのよ。
大きくなったでしょ…


私が生まれた時は、寒かったのに今は暑くてたいへん。

山を登って来るお母さんもたいへんみたいです…


でも、来てくれるの-
「コツコツ」と、杖の音をさせながら、登って来るから、すぐにわかるわ…


その音がしたら、私達はシロ母さんと迎えに行くのよ。

私達とはね…
私ナナミの兄弟のことなの、お兄ちゃんのタロウ、 クロちゃんに、妹のナカンちゃんのことなのよ…


名前は人間の母さんが、つけてくれたの…


みんなで、階段の途中まで降りて行って、人間の母さんを待つの…


でも、シロ母さんは…
ずっと下まで降りて行って待ってるわ…


「あっ!シロちゃん…
元気そうやな、良かった そうか、そうか待ってて くれたんやね…
よし、よし〃
シロはほんまに、
ええ子やねえ…」


そう言って、シロ母さんの背中を撫でてくれるの…


それからはね…
二人じゃない、一人と一匹とでね。階段を登って来るの…


シロ母さんは嬉しくて、だから母さんの足にまとわりついてしまうの…


それで、母さんはつまづいて転びそうになるのよ…


でも、母さんはシロ母さんのことを、叱らないわ…


何故か、嬉しそうにしているの…


わからないにゃあん… わたちたちにはね?


そして、みんなでエサを食べました。
ありがとう。母さん… 今日も会えて、良かった。 ナナミ…
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