芸能人に恋をした~番外編~
「大丈夫だよ。あの日以来あんな事無いんだからさ。安心して、行ってらっしゃい。」
あたしは、そう言って俊貴を送り出した。
放課後、愛は部活に入ってて部活に行ったし、あたしは帰宅部だし、今日は仕事も無いから、1人で家に帰っていた。
家に着いて、郵便受けを見る。
手紙が何通か来ていて、それを取って宛名を見てみる。
ほとんどは、パパとママ宛て。
その中に、あたし宛ての手紙があった。
茶色い封筒に、あたしの名前だけ書いてあって、住所とか切手とか無い。
相手の名前も書いていない。