黒い糸~契約者たち~
しばらく走ると、
さっきとは
全然違った雰囲気の町についた。
高校生は、
相変わらず
何かに警戒しているようだった。
商店街に入っていくと
時計があったので
覗いてみると
もう夜の8時を回っていた。
いつの間にかそんな時間が
経ってたんだなぁ。
「あのっ…あたし帰れるんでしょうか?」
「ムリだね」
「え」
唖然だった。
あたし家帰れないの!?
じゃ、どうすんのよ?
てか、ここどこよ!?