【完結】「先輩に片想い…」
「千寿先輩、なんて聞いてくれたんですか?」

「祐哉に、声掛けて走って逃げた1年生覚えてるか聞いてみた。そしたらね、みんなあの後ウケてたらしく、沙希ちゃんの事も覚えてるって」
「…はい」

「でね、誰に話掛けたかったんだろうって話になったんだって」

「えぇっ…」

「大丈夫!祐哉にまだ言ってないよ。でもみんな『俺、おれ』って言ってたんだって」

「恥ずかしい奴ですね。あたし…」



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