恋、来い、請い
千衣SIDE
無性にグミが食べたくなってキッチンに行くと
何故かそこに零久斗がいた。
「よぉ」
「あぁ・・・どうしたの?」
零久斗の行動に今更驚きも何もない。
いつもこんなのだから・・・
「今日元気なかったなって」
こいつ
たまに鋭い
「・・・一応悩みあるんだけど
聞いてくれる?」
「勿論!これでも友達だしなぁ!」
「えーと・・・・」
「ん?」
「一葉に振られ、た」
「あぁそう・・・」
「驚かないの?」
「ってか今日のお二人さん妙によそよそしかったし」
「あぁそっか・・・」
「まぁ付き合ってたのは初耳だけどな!!」
複雑な笑顔だ。
「・・・・で、少しは仲良く戻りたいんだけど」
「そーゆうときはなぁ!!
標的を家に呼ぶんだ、よっ★」
「痛ッ・・・・」
背中を思い切り叩かれた。
後で背中見てみよう・・・きっと赤くなってるはず。