恋、来い、請い

家に帰って即効片付ける。
「ちょっとー千衣?今日誰か来るの?」
お姉ちゃんが訊いた。
「一応友達が来る!!!」
「一応?」
一応という言葉に疑問を持ったらしい。
でもそこはあえてスルーをした。

「もうこれでいいかなー・・・」

一通り片付けた所で自分の部屋の窓・・・の外の景色を見た。
「やばっっ!!!!!」
一葉がもう来ていた。
私は嵐のごとく階段を駆け下りた。

ピンポーン♪

「かっ・・・一葉・・・ウェルカム・・・」
「・・・どうした?お前・・・」
「一葉ひどいなー」
そんないぶかしげな顔で見ないでほしい。
そんな顔の一葉もかわいいけれど・・・
そんな風にされたら私が傷つく。
「・・・・あのさーそろそろ足が疲れて・・・」
「あぁごめん、どうぞ上がって・・・!!」



こんな調子で大丈夫か?私・・・。
 
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