恋、来い、請い
「身長が伸びない子が増えてきてね?
なのに私は男子みたいにぐんぐん伸びて・・・
胸なんかもこんなだから毎回男に見間違えられた。
こんなに男っぽいのに・・・・・スカート・・・履いてて。
女装男とか言われたり、いや、毎日毎日言われ続けてもうなれたんだけどさ・・。」
「流石に学校が怖かった」
思い出しただけで背筋が凍る。
馬鹿にしたように笑う人
仲間はずれ
「小学校で仲良かった人すらも見向きしなくなった」
馬鹿にされるようになってから
どんどん周りから
仲間が─────────・・・
いなくなった
「だから制服が選べる夜月を選んだんだよ。・・・それだけ」
一葉に拒絶されるだろうか。
前のあの友達みたいに・・・・・。
「お前も結構辛かったんだな」
優しい、でも、悲しそうな笑顔。
そうだ。