恋、来い、請い

「一葉、上でやるから」
「ん?あぁ…」
とぼけたように一葉は言った。きっとお姉ちゃんにびっくりしたんだと思う(笑)



「その辺に座ってて。いろいろと取ってくる」
「わかった」

またお姉ちゃんがいるリビングに入る。
「彼?あんたの」
「友達だよ、」
多分って言おうと思ったけどやめた。
いろいろ詮索されても困るから…

お菓子やらジュースやらとにかくたくさんの食べ物を持って二階へ上がる。



そして扉を開けると








一葉が









寝ていた。





は?


寝るの早すぎない!?





……多分私はこの時ドキドキしたんだと思う

でも

来た途端寝る一葉にイラッとして


力の限り耳元で叫んでやった





「一葉?何寝てるの?」
「うぎゃーっ!!!!!!?」

一応言っておくけど

いつもはこんなことしないんだ。
イライラしたが故、悪しからず。

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