恋、来い、請い
気にし過ぎだ、いやでも・・・・
何度もそう考えながらとぼとぼと家に帰った。
「ただいまー」
「あ!!千衣おかえりぃ」
「え、姉ちゃん・・・」
家に帰るなりテンションの高い
姉ちゃんに遭遇。
「ちょっとあんた何ショボってしてんの?」
その高すぎなテンション
どうにかなりませんか・・・・。
「絶賛落ち込み中なんで放って
おいてください。以上。」
「振られた?」
「いや、それはないよ。」
少し着慣れた制服の上着を脱ぐ。
それを何故か姉ちゃんが持つ。
「何?彼女作っちゃったとか?」
「彼氏、です。」
姉ちゃんが明らかにビックリした顔をする。
そんなにビックリかぁ・・・・。
こんな成りだから、仕方のないことだけど。
「今度連れてこようか?」
「え!?マジ!?」
「それまで続いてたらね」