恋、来い、請い
「僕ね、こんなカッコしてるけど
本当は女なんだよ」
「・・・・・・・・・・は?」
まぁビックリして当然だろうね・・。
僕こんなに男の子っぽいし
背が高いし
人が言うにはかっこいいからね・・・。
本当のことを言っても
信じてくれるかも分からないから
なんとも言えないけど。
「じゃあ千衣って名前・・女みたいだって思ってたけど
女だったんだ・・・・?」
「そういうことになるね」
「馬路かよ・・・・」
今まで見たどんな怒った顔よりも
ビックリした怖い顔をしていた。
「僕自身、なんでばれないのかわからないんだよね〜」