%完璧なケータイ小説%
ちっ、また下がりやがった。
俺は、手にした紙を握りしめて、
ため息をついた。
『253位/350人
判定 E』
俺が手にした薄っぺらな紙には、
これからの俺の人生が記載されていた。
くそっ!
どうして、こうなる?
納得いくわけがない。
「お前らは、この夏が大事なんだからな。
希望の高校に受かるかどうかは、
この夏しだいだ。
高校浪人したくなければ、
死ぬ気でがんばれよ!」
お気楽な担任め!
お前の教え方が悪いから、
こんな成績を取る羽目になるんだろうが!