%完璧なケータイ小説%
俺は、学校のチャイムがなり始めた瞬間、
もうダッシュで、通用門を出た。
小さい頃から、成績が悪かったわけではない。
こういう言い方は何だが、
俺はどちらかというと勉強ができる方だ。
小学校の頃のテストはほとんど満点だし、
クラス委員に推薦されることも当たり前だった。
中学1年で受けた、初めての校内テストは、
クラスで2位、全体でも15位だ。
別に、自慢しているわけではないが、
俺が目標としている進学校は、
うちの学校から20人ほどが受かるから、
充分その合格圏内にいたはずなのだ。
それが、一体どうしたって言うのか。